はじめに
この本は『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話』著者の坪田信貴(坪田塾塾長)さんが、心理学のさまざまな理論をもとに人間を9タイプに分類し、それぞれのタイプに合わせた接し方を意識し、やる気や能力を劇的に伸ばした手法を紹介。さらにこの手法により、”心が自信と勇気で満たされる”という良い効果もうまれたそうです。
タイプ判定の仕方
9タイプ
- 完璧主義者(細部にいたるまで妥協せず、きっちりやり遂げる)
- 献身家(面倒見がよく、人のために行動するのが好き)
- 達成者(上昇志向が強く、目標に向かってがんばれる人)
- 芸術家(自分の感性をとても大切にするロマンチスト)
- 研究者(自分の好きな分野に没頭する能力はピカイチ)
- 堅実家(温厚で、安全確実にものごとを進めるしっかり者)
- 楽天家(明るく、好奇心が旺盛で困難にめげにくい)
- 統率者(他人をひっぱっていくリーダー気質の持ち主)
- 調停者(平和と調和を重視し、ゆったりマイペース)※筆者はこれでした(笑)
判定の仕方
90問の質問に答えてタイプを判断します。質問数は多いと感じるかも知れませんが根気よく答えてみてください。小学生以上向けに作成されているようです。ネットでは36問の簡易診断も掲載されていました。90問をお勧めしますが、「時間がかかって大変・・・」などあれば36問でも良いかと思います。
完璧主義者
細部にいたるまで妥協せず、きっちりやり遂げるタイプ。「こうあるべき」という理想を抱き、完璧にそれを達成しようとする人。目的を達成すべく、細かいところまでしっかりつめながら作業を進められる。細部にこだわるあまり視野が狭くなりすぎ、大局を忘れ、小さいミスにつまずいて、作業が行き詰まることもある。
献身家
面倒見がよく、人のために行動するのが好きなタイプ。「人のためになるなら」という思いで行動でき、そうした思いやりに感謝を返されるととてもテンションが上がります。しかし、「ありがとう」「うれしい」などの言葉を求めるあまり、時におせっかいになることも。また。「感謝されない」と小さな不満が募り、ある日突然爆発することも。
達成者
上昇志向が強く、目標に向かってがんばれるタイプ。競争心が強く、上昇志向を持って、目標へ頑張ることが得意な人。負荷がかかるようなチャレンジに心が燃えますが、がんばりすぎて、ムリをしすぎることも。偉く見られたいのか実力が伴わず、うわべだけ取り繕って見栄っ張りになる人も。
芸術家
自分の感性をとても大切にするタイプ(ロマンチスト)自分の感受性をとても大事にする。人とは異なった価値観に誇りを持っている。計画、予算などを押し付けられることや、独自のセンスをバカにされることをひどく嫌う。計画を立てる作業や組織運営の仕事は不向き。
研究者
自分の好きな分野に没頭する能力はピカイチ。他人からの干渉を受けずに一人でこつこつと好きな分野を極めたい職人気質、オタク気質がある人。好奇心旺盛で、気に入った1つのことにひたすら深くはまりこめます。理屈っぽくなるあまり、行動力に欠けることも。周囲との関係が煩わしく感じ、チームプレーをしたがらないこともあり。
堅実家
温厚で、安全確実にものごとを進めるしっかり者。コツコツと作業を積み重ねるのが得意で穏やかな性格の人。心理状態は比較的安定していて、慎重です。予定通りに物事が進むのを好みますが、逆に予定になかった突発的な出来事が起こったり、新規の仕事を一人きりで任されると、ひどく不安に感じることもある。
楽天家
明るく、好奇心が旺盛で困難にめげにくい。とにかく明るく、楽しいことが好き。ただし、長時間集中するのは苦手。つめが甘く、飽きっぽい。逃げ道があると、すぐに楽な方へ逃げようとすることも。
統率者
他人をひっぱっていくリーダー気質の持ち主。強い意思と決断力を持った人から頼られたいリーダータイプ気質の人。頼られたり相談されると人一倍、相手を支援する。一方で、頭ごなしの強制や指示には反発する。何事にも白黒はっきりさせたい人なので、良いと思うことを周囲に強制し、独善的になることもあります。
調停者
平和と調和を重視し、ゆったりマイペース。協調性が高く、周囲と仲良くやっていくことに心をくだいている。いっぽう「競争心」や「目的達成への意識」には欠ける面があり、出世などはあまり目指しません。ことを急がず、「ま、いいか」と楽な方に逃げがちになることもあります。
まとめ
タイプ診断すると下記のように表示されます。どれか1タイプというようりは、どのタイプの要素が強いって感じで出るようです。筆者は調停者と楽天家の要素が強いようで、楽な方へ楽な方へ行ってしまうようです。気を付けます。
ここで紹介した内容はほんの一部です。それぞれのタイプの長所や短所、接し方など本にはもっと細かく書かれているので気になる方はぜひ本を手に取って読んでみてください。自分のタイプを知って行動を改めるのも良し、子供さんや上司部下との接し方に悩んでいる方がいれば参考にしてみるのも良いのではないでしょうか?
最後までお付き合いありがとうございました!
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